平成21年6月3日
地球温暖化防止「国民運動(チーム・マイナス6%)」に関する
電機・電子関係団体業界統一行動指針
電機・電子温暖化対策連絡会
(社)日本電機工業会
(社)電子情報技術産業協会
(社)ビジネス機械・情報システム産業協会
情報通信ネットワーク産業協会
(財)家電製品協会
(社)日本冷凍空調工業会
(社)日本電球工業会
(社)日本照明器具工業会
協賛団体
太陽光発電協会
|
電機・電子関係団体並びに会員企業は、地球温暖化防止「国民運動」に賛同し、以下に示す業界統一行動指針を考慮のもと、さらに各企業の創意工夫を積極的に盛り込んだ上で、今夏の取り組みを推進する。なお、統一行動指針の各事項にかかる各企業の取り組みについては、「地球温暖化防止対策自主行動計画の毎年度実績フォローアップ調査」にて状況をフォローアップしていきます。
記
T.「ハロー!環境技術」への対応
○ 関係団体並びに会員企業は、チーム・マイナス6%事務局が推進する「ハロー!環境技術」(※)運動に賛同し、関連する取り組みを実施する。
行動指針
(1)「ハロー!環境技術」の用語や統一ロゴマークについて、自社のWEBサイト、製品カタログ、TV及び新聞や雑誌でのCMや広告等で活用する。
|
(※)「ハロー!環境技術」
チーム・マイナス6%が掲げる6つの取組のひとつ「エコ製品を選んで買おう」に焦点をあて、地球球温暖化対策の一環として、CO2削減に役立つ環境技術を活用したエコ製品を積極的に選択するという行動様式を広く普及、啓発するために、統一ロゴマーク(チーム・マイナス6%関連サイトからダウンロード可能(※))を 決めるなどして企業活動における広告・宣伝活動でのアピールを意図した取り組み。
他
U.軽装執務(クールビズ)の徹底
○ 本年も、6月1日から9月30日までの期間において、本年も軽装執務(クールビズ)(※)による省エネの推進を徹底する。
行動指針 |
(1) | 関係団体事務局員並びに会員企業は、軽装での執務(クールビズ)を実施する。 |
(2) | 関係団体の会合は、冷房温度を28度目途に設定する。 |
(3) | 関係団体事務局員並びに会員企業(本社・営業所・事業所のスタッフ部門を中心とする)は、"クールビズロゴマーク/クールビズ啓発ツール(ポスター掲示、バッジ着用等)"の活用を推進する。 |
(4) | 取引先に対しても、軽装での来社を要請する。 |
(※)「クールビズ」
チーム・マイナス6%が掲げる6つの取組のひとつ「温度調節で減らそう」に焦点をあて、地球球温暖化対策の一環として、オフィスの温度設定について28℃を目安に設定することや、軽装での執務(クールビズ)を実施するという行動様式を広く普及、啓発するために、クールビズロゴマーク/クールビズ啓発ツール"(チーム・マイナス6%関連サイトからダウンロード可能(※))を決めるなど国民運動として展開する取り組み。
V.ライトダウンキャンペーン(6/20〜7/7)への参加
○ 関係団体は会員企業に対し、「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」への取り組みを奨励する。
行動指針 |
(1) | 関係団体は会員企業に、「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」集中取り組み日(@6月21日(日):ブラックイルミネーション2009、A7月7日(火):七夕ライトダウン。いずれの日も20時から22時まで)への参加を呼び掛ける。 |
(2) | 会員企業は本社ビルの広告塔等に関するライトダウンの可能性について、
@20時〜22時の2時間(あるいは翌朝まで) 並びに
A取り組みの期間拡大(「キャンペーン期間内(6/20〜7/7)」→「クールビズ期間内(3ヶ月)」
→「一年中(12ヶ月)」 など)
を積極的に検討する。 |
「ライトダウンキャンペーン」
ライトアップに馴れた一般の市民一人一人に対して、日頃いかに、照明を使用しているかを実感していただき、日常生活の中で温暖化対策を実践する動機付けを与えていくことを目的としたキャンペーン・イベント。
W.国民運動「チーム・マイナス6%」への参加登録数の拡大
○ 関係団体並びに会員企業は、「チーム・マイナス6%」の6つの取り組みを推進するため、参加登録数を拡大する。
行動指針 |
(1) | 会員企業は、関係会社や協力会社に幅広く加入を呼びかける。 |
(2) | 会員企業は、社員への「個人会員登録」を推奨する。 |
(3) | 関係団体並びに会員企業は、以下の例に示すような温暖化防止への取り組みを行う。
【オフィス、事業所等での取り組み 例】
冷暖房の調整、節電・節水の励行/省エネ型の器具(照明等)への変更
社有車のアイドリングストップの徹底、低燃費車の導入/マイカー通勤の自粛 等
【従業員への取り組みの奨励 例】
環境家計簿の実施/商品購入時の環境配慮、省エネ製品の選択 等
【製品・サービス等を通じた取り組み 例】
顧客、消費者への省エネ製品・サービスの情報提供 等
【その他 例】
「めざせ1人、1日、1kgCO2削減」活動(※)への参加 等 |
「チーム・マイナス6%」の6つの取り組み
ACT1;温度調節で減らそう「冷房は28℃、暖房は20℃にしよう。」
ACT2;水道の使い方で減らそう「水道の蛇口はこまめにしめよう。」
ACT3;自動車の使い方で減らそう「エコドライブしよう。」
ACT4;商品の選び方で減らそう「エコ製品を選んで買おう。」
ACT5;買い物とごみで減らそう「過剰包装は断ろう。」
ACT6;電気の使い方で減らそう「コンセントから電源プラグをこまめに抜こう。」
他
X.環境家計簿 倍増キャンペーン
○ 会員企業は社員に環境家計簿を紹介し、独自に"環境家計簿倍増キャンペーン"を展開する。
行動指針 |
(1) | 既実施の会員企業は、独自に倍増キャンペーン(参加者倍増、データ回答率倍増)を図る。 |
(2) | 未実施の会員企業は、新たに企画し、取り組む。 |
「環境家計簿」
環境家計簿とは、日常生活から、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をどれくらい排出しているのか確認できるよう、電気・ガス・ガソリンなどの使用量に「二酸化炭素排出係数」を乗じて、二酸化炭素排出量を家計の収支計算に見立て行うもの。環境省や自治体、電力会社、企業等で様々なツールが紹介されている(※)。
他
以上
ご参考
地球温暖化防止のためのCO2削減/ライトダウンキャンペーン「ブラックイルミネーション 2009」
「七夕ライトダウン」の実施について(協力依頼)
環境省地球環境局地球温暖化対策課国人生活対策室
(ライトダウンキャンペーン事務局)
|