ETA-WG2014
ETA実証実験WGの紹介
主査 寄本 義一
- 活動の目的 2014年11月4日から15日に経産省主催で東京国際フォーラムで開催されるIEC東京大会の期間に国際規格ISO/IEC 12905 Enhanced Terminal Accessibility using cardholder preference interfaceの実証実験を行います。この国際規格は、カード機器端末を利用者が操作しやすいように、例えば、その操作を始める前に、その人のカードから表示文字を大きく、或いは音声ガイダンスの音量を大きくなどの支援情報を読み出し、その端末の可能な機能を用いて支援することから、この規格を略して「支援リクエスト」と呼びます。
- 活動概要 この国際会議には、内外合わせて1500名のメンバーが参加しますので、原則としてこの方々にモニターとなって、この実証実験を体験していただきます。ただ、ご高齢のかたや障がいがある方の参加は、そう多くはないと考えており、国内の障がい者団体や機関、関連省庁にも呼びかけようとしています。もちろん、一般の方でもモニターになって体験していただくことが可能です。 今回の実証実験では、支援リクエストICカード対応の模擬ATM、デジタルサイネージ、国際フォーラム内のレストランの電子化メニューを行う事を計画しております。また、ICカードの代わりにスマートフォンでも支援リクエストが可能なことも試みようとしております。支援リクエストには、日本語表示から英語表示、フランス語表示、ドイツ語表示などに変える機能もありますので、2020年の東京オリンピックやパラリンピックの時にもきっとお役に立てるものと考えております。
ETA/TIM実証実験の成果報告
2014年11月4日から14日に開催されたIEC東京大会に併せて行ったETA/TIMの実証実験の成果報告をさせて頂きます。
「帯に短し襷に長し」ということわざの通り、一人一人が機器の操作で支援してもらいたいことが異なります。
今回の実証実験では、個人にぴったりの操作方法を可能にするETAの仕組みの、ほんの一部を国内外のモニターの方にご体験いただいきました。
300名を超えるご来場者があり、とても良い意見交換の場となりました。
これらのご意見を生かし今後の普及に役立てて行ければ良いと考えております。
なお、この実証実験報告の詳細については、ETA/TIM実証実験報告書をご覧ください。