JBMIAについて

会長挨拶

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会
会長 真茅 久則
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
取締役会長

新型コロナウイルス感染拡大の影響がもたらしたニューノーマル時代、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた環境への取り組み、ロシア・ウクライナ関係を始めとした緊張感が高まる国際情勢がもたらす経済安全保障やサプライチェーンの課題は、業界ならびに市場、お客様の大きな関心事となっています。これらの社会課題は、総じて多様化、複雑化しています。各企業が個社として課題解決に取り組むだけでなく、企業が連携し、力を合わせて課題解決に取り組むことで、社会に対してより大きな成果をもたらすことができます。また、環境や人権について規制や指針制定の検討が国内外で進められており、これらへの対応や情報開示への取り組みも急務です。

当協会の会員企業各社が製造・販売する複合機、プリンター、プロジェクター及びシュレッダーなどのビジネス機器は、オフィスやホームでの業務を支えるインフラとして国内外で広く利用されており、AIやセキュリティなどのデジタル新規技術の活用が働き方の多様性を実現するために重要です。当協会は、会員企業各社が連携して社会に対する責任を果たしながら、新たな価値創造に向けた活動の協調を推進するとともに、業界の視点から市場やお客様の期待に応えることを促進していきます。

以上を踏まえ、私は新会長として、当協会が重点的に取り組むテーマを、グリーン、デジタル、グローバルの観点で取り上げます。
1. 製品ライフサイクル全体を見据えた環境課題解決の加速
2. ニューノーマル時代の多様性に向けたDX化の推進
3. グローバル市場で求められる責任ある企業行動の促進

各重点テーマに対して、長期的な視点を持ちながら、具体的な協会活動で成果を出すことに挑戦していきます。